- 2016.02.13 Saturday
- 13:34
二月になりました。
光の煌めきに少しずつ春を感じるころ
お花屋さんの店先で、春を告げる花の素敵なディスプレイを見掛けました。小さな花束にしてもらってテーブルに飾っています。
ほんの少しの贅沢ですが、清らかな香りや佇まいに癒されるこのごろ。
草花、風、鳥、水の流れ…
古い古い遺跡の時代から、人間は自然の姿に魅了され、それを自らの手で表そうとして芸術が生まれました。
ささやかでも音楽に親しむ者として、自然の美に触れて感性を研ぎ澄ますひとときを大切にしていきたいと、ヒヤシンスの香りに包まれながら改めて思いました。
今度のコンサートで弾く協奏曲のカデンツァの表現について、川口雅行先生から
「小鳥のさえずりをイメージして」とご指導がありました。
その日から頭の中では、小鳥たちが梢にとまり可愛い頭を傾けたり、くちばしで赤い実を くわえたり、唄うようにさえずり合っています。
とはいえ、それを音にするのは至難の業…
「音を出すこと」と「音楽であること」の大きな隔たりに悶々とする日々ですが、少しずつ前に進んで、コンサートでは聴いてくださる皆様に、(あ…今、小鳥が…)と、自然を感じていただけるように精進したいと思います。
以前お稽古に通っていた華道の先生から「花は野に在るように」生けることを教えていただきました。
音も「野に在るように」奏でたい…
やっぱり自然の造形・色彩・音色の美は、人が永遠に追い求めるテーマですね。
練習しなきゃ…
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